こんにちは、あつみです。私には発達障害の子どもが5人いて、全員が発達凸凹タイプ。このブログでは、発達障害の子ども5人を育てていく過程で、私が今まで学んできたことや経験してきたことなどを主にお伝えしていきます。
前回の記事で、『仕事を続けるか否かという問題が出てきた!』ということを書きました。
前回の記事をざっくりまとめると、、、
①子どもが発達障害かどうか診てもらおうと保育園から紹介してもらった病院に行く
②簡単な検査はしてくれたが、専門外だということで児童相談所を案内される。
③児童相談所に相談したら、専門の病院に行った方がいいと言われる。
④その専門の病院は、自宅から片道30分以上の場所にあるにもかかわらず、長期間の通院が必要。また、患者が多いので、初診が受けられるのは早くても3ヶ月以上先。
⑤今の仕事を続けられないかもしれない!という問題が発生!
今回はその続きを書いていきます。

(写真はイメージです。写真AC)
あの頃の私の生活は、ひたすら時間に追われていました。
平日は、朝起きて自分の支度をしながら子どもを起こすことから始まります。
保育園の支度をしながら子どもに朝食を食べさせて、子どもを保育園に送って、職場に到着するのはいつも始業時間義ギリギリ。
日中は仕事を必死にやって、定時になれば無理やり終わらせたら、すぐに保育園にお迎えです。
家に帰ったら、すぐに夕食を作って子どもに食べさせて、自分は片付けしながら夕食をつまむ。
その後お風呂に入って、洗濯して、寝かしつけて、、、
一緒に寝落ちするので、夜中に慌てて起きて、残った家事をして、また次の日を迎える。

(写真はイメージです。写真AC)
休日は、いつも一緒にいられないからと、子どもたちを遊びに連れて行っていました。他には、平日にできなかった家事をしたりお買い物に行ったり。
そんなふうに過ごす休日はあっという間に終わって、また平日を迎えます。
「あの時の私、よく生きてたな!」
ってくらい毎日が慌ただしかった。
共働きが多くなったので、あの時の私と同じような生活をしているママって多いんじゃないかな?
「本当にみんなすごい!生きてるだけですごい!」って本気で思います。

(写真はイメージです。写真AC)
話がズレたので元に戻しますね💦
義両親、両親とも頼れる状況ではなかったので、夫婦でこなすしかないのですが、あの当時の夫は、平日は日付が変わる前に帰ってこれないほど激務でした。
つまり、夫に頼ることもできない。完全にワンオペ状態です。
時間的にも精神的にも体力的にも、あの時の私にはすでに余裕なんて無かったんですよね。
その生活に加えて片道30分以上もかかる病院に通院するなんて、、、
「それ絶対無理じゃん!?」
って思いました。

(写真はイメージです。写真AC)
それならすぐに仕事を辞めれば解決!なのですが・・・すぐには決断できなかったんです。
問題は収入と私の気持ち。
まずは収入面について。
現実問題として、私が辞めたら我が家の収入は半減することが確実でした。
フルタイム正社員で働いていたので、それなりに収入はあったんですよ。辞めたらその収入がごっそり無くなる・・・。
これから子どもたちの教育費だってかかってきます。
「子どもたちには好きなことをさせてあげたい。けど、今仕事を辞めたら、叶えられないかもしれない…」
そう思うと、辞めるとはすぐに決められず・・・

(写真はイメージです。写真AC)
二つ目の問題は、私の気持ちの面。
その頃の私は担当を任されて、自分の裁量で仕事ができることが前より多くなっていました。後輩やバイトさんに指示をすることもありました。
就職してからずっと早く辞めたくて仕方なかった仕事に、楽しさを見いだし始めていたんです。
仕事を続けるかどうかは、私自身の人生設計に大きく関わってきます。
子どものことは何よりも大切。でもいつかは私の元を巣立っていくはずですよね。
「今仕事を辞めたら私はいずれ後悔するんじゃないか?」
そう思うと、なかなか踏み切れなかったです。

(写真はイメージです。写真AC)
今の生活状況、収入面、私の気持ち・・・
「実は、私が気づいていないだけでなにか手立てがあるんじゃないのか?」
と、何度も何度も考えました。
何度考えても、私が望むすべてを手にいれることは、おそらく無理。
要領がいい人ならこなせるのかもしれませんが、、、
「全部手に入れられないのなら、私にとって一番譲れないことって何だろう?」
と、自分に問いかけてみました。
私が一番譲れないこと。それは、私の子どもたちが幸せに過ごすことです。
結論として、私は仕事を辞めることを選びました。

(写真はイメージです。写真AC)
収入面の問題は、よくよく考えたら将来への不安だと気づきました。
”将来”というのは”今”がつながった結果です。
「どんなに将来への備えをしていても、”今”をおそろかにしていたら”将来の幸せ”は存在しない。」
そう考えることにしたのです。
ここで辞めたからといって、働けなくなるわけじゃないし。
気持ち面の問題は、
「仕事は確かに楽しくはなってきたけど、今の仕事じゃないとだめってわけじゃないし。発達障害の子育てに慣れてきたら、全く別分野の仕事に就くのもいいかもしれない。」
そう考えたら、今の仕事をどうしても続けたいとは思えませんでした。

(写真はイメージです。写真AC)
あれから今までの10年以上の間に、何人もの発達っ子のママたちと会いました。
中には仕事をしているママもいます。
そういうママを見ると「あの時仕事をやめなきゃよかったかな?」と思うこともあります。
でも、あの時の私にとっては仕事を辞めることがきっとベストな選択だった。
そう信じたいし、信じられるように”今”を楽しく過ごすようにしています。
今の自分が幸せであれば、あの時自分が出した結論が合ってたと証明できる気がするんです。